ゴールド取引の最大の特徴とメリットは、なんと言っても無価値にならないところです。
ゴールドは究極の現物資産です。紙幣や株、債券などとは違い、紙屑同然になる可能性がありません。たとえ火事や災害にあったとしても、燃え尽きて消えて無くなるということも、物理的にありません。

ゴールドそのものに価値があるということは、政治や経済が不安定でも、大きな影響を受けずに済むということです。そのため、経済不安に陥った場合に備えての、安全資産としても評価できます。
ゴールド取引の、もうひとつの大きな特徴とメリットは、世界各国で容易に換金が可能な点です。どのような場所においても、普遍的に価値が認められているため、いざという時に換金を拒まれるような事態に陥ることがないのです。

さらに、現物を自宅や貸し金庫などに保有しておける点や、ネックレスなどに加工しておけば貴金属として身に付けることができ、簡単に持ち運びができることも、資産の一部をゴールドにして保有しておく大きな利点と言えるでしょう。
また、ゴールドの売却時には、譲渡所得として課税がなされますが、5年以上保有すると課税対象となる売却益が半分に減額されるというメリットがあります。